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沈金の製作工程

蝋色漆仕上げされた素地に彫刻刀で絵柄を彫り、
その部分に金属の箔や粉を埋めるのが「沈金」と呼ばれる技法です。
蒔絵が「塗り」であるのに対し、沈金は「彫り」の技であるため
一刀一刀が真剣勝負。失敗は許されません。

  • 1

    図案

    和紙に下絵を書く。

  • 2

    置目付(おきめづけ)

    下絵を作品となる漆器に転写する。

  • 3

    素彫り

    各種沈金刀で下絵にそって線や点を彫る。

  • 4

    摺り漆

    彫った部分に漆を摺り込む。

  • 5

    箔入れ

    残ったくぼみに金・銀などの箔や粉を沈める。

  • 6

    湿め

    湿め風呂の中で適度な湿気を与え、
    漆を乾燥させる。

  • 7

    箔摺り

    余分な箔などを拭き落とし、仕上げの
    漆を塗り、再度乾燥させる。

  • 8

    完成

    華麗さと緻密さを兼ね備えた、
    重厚な作品の完成。

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